第7章『遅すぎる気づき』
今日は仕事終わりに昨日メルカリで売れたブルーレイレコーダーをクロネコヤマトに持っていかなければ。
これ、重いんだよね...。
とりあえずプチプチは巻いたけれど、段ボールが無い。
スーパーに行ってちょうどいいのがあればいいけどなぁ。無かったらまた買わなきゃいけないのかなぁ(´Д`)ハァ…
そんなことを考えながら神速で仕事を終わらせ帰ろうとした。
(段ボール段ボーr...ハァァ!!)
そう、気づくのが遅すぎたが俺こと低スペックオヤジの職業はトラック運転手。
そして目の前にはうちの会社が産廃業者にだす大量の段ボール。さらに大量の梱包材。
いつもは風景と化していた段ボールたちだったが、今では宝の山のように光輝いて見える。
(けど、こうゆうの勝手に使うのっていけないんだっけ?けどゴミに出すものだし...)
俺「段ボール荷物送るのに使っていいっすか?」
社長「別にいくらでも使っていいぞ。」
キュンです...。社長。キュンです。
一番偉そうにしている人から許可をもらった。もう堂々と使わせてもらおうじゃないか。
そう思いながらウキウキで段ボール、梱包材、ガムテープやらを持ち出し完璧に仕上げることに成功。
さらにうちの会社の周りには他の運送会社も密集している。いわば運送業団地だ。
もちろんすぐ近くにあるクロネコヤマト。
メルカリをやらなければ特に用事があまりないので近くにあることも忘れていた。
すべてが嚙み合った感じがした。
利益でるんかこれ?と思っていたブルーレイレコーダーも利益を出すことに成功した。
400円くらいだけど。
だがこれで今後梱包に困ることは無くなった。プチプチを買うくらいだ。
なんだか運がまわってきている気がするぜよ!